グランベル連合王国:バーハラ公国

国土そのものに被害が少なかったせいか、いち早く復興を遂げた大国グランベルの宗主国。
権限こそ以前よりは弱いものの、ナーガを頂くが故に政治的・軍事的中心国であり続けている。また、この公国の当主のみが「グランベル王」を名乗ることが出来る。

国王セリス 王妃ラクチェ

聖戦のきっかけになった事件を起こしたイザーク国の姫と、イザークで育ち後押しを得て勝利をもたらした光の公子。二人の結びつきがこの国の暗黒を払うことになる。

ヘリオス

21歳 青みがかった黒髪と空色の瞳。グランベル王家第一公子 
覚醒遺伝的にシグルド似の長男。ヘイム・バルド・オードいずれの血も薄いが立太子の儀はすませてある。
どちらかと言えば線の細い長身の父親と比べても背が高く体格も立派で、少年の頃から身体的成熟が早かったためか年齢よりも老けてみられることが多い。
目立つことを嫌い、少し考えて整理してから話す傾向があり。冷静沈着と言ってもよいタイプ。

ヴェルトマーを視察した際に、いとこの元へ遊びに来ていたリゼラとお互いに一目惚れし恋仲になってしまう。
その後、ナーガをグランベルに戻す一環としてのリゼラとの婚約が決まったがその嬉しさを、話を振られたり各種儀式の際そのようなふりを一切見せなかったという。

剣士としての腕前はバルドの血が強く出たか文句なしだが、性質的にはどうやら政治家向き寄りらしく文官達とやり合って延々と議論を続けることも良くある。
アレスの子ユーリとは割と波長が合うらしくそこそこ交流があるが、リーフの子アセルスタンとはなんとなく合わないらしい。

セレネ

14歳 瑠璃色の髪と瞳。グランベル王家第一公女 バルドの血が少し濃いめ。
青ラクチェと言っても良いほど母親によく似ている。長い髪はポニーテールでまとめていることが多い。
幼児体型が抜けず、まだ胸が殆どないのを本人実はかなり気にしている。実はかなりの美少女だが飾り気が無くおてんばなので気が付いている人は少ない。

明るく素直で色気より~の典型タイプで、同じ年頃の女の子達が好むようなことはむしろ嫌い。
少し年の離れた兄ヘリオスに懐いており、最近公務で忙しくて剣の相手をしてくれないのが不満らしい。
妹アステルとは特に仲が良いわけではないが、幼年期を過ぎたアステルが最近お菓子づくりにはまったり、乗馬を始めたりしているので味見役などで一緒にいることが多くなった。

イザーク人の気質を強く受け継いでおり、両親の影響か血故か剣の道を志している。
この年齢で、女の子であることを考えると驚異的な強さを誇るのだが、身内に強い人間が多いため自分が同じ年齢の子供達に比べて遙かに上のレベルであることに気が付いていない。魔力も少し持っており、ライトニングを使うことが出来るので現在は魔法剣士になろうかと思案中。
負けず嫌いで剣に関しては負けると本気で悔しがるか思わず泣くか。そのかわり立ち直りも早い。

アステル

11歳 黒髪に黒曜石の瞳。グランベル王家第二公女。
3人兄妹の中で最もヘイムの血が強めに出たのか、魔法の才能がありシャーマンの修行を始めている。
ロングストレートの髪に抜けるような白い肌の持ち主で、どこかユリアに似た神秘的な容貌の少女。ただし、いとこでもあるユリアの子供達とはあまり似ていない。

おとなしい娘というわけではないが、自己の確立がハッキリしておらず流されがちなところがある。
まだ公式行事で何か役割を頂いているわけでもないため、あまり国民には知られていない、深窓のお姫様。
お菓子作りに興じたり、綺麗なドレスを好みセレネよりは「女の子」だが、まだまだ子供。