第二幕:アグストリアの動乱 / 獅子王エルトシャン

アグストリアの動乱

[登場人物]
剣闘士ホリン(23)、ノディオン王妹ラケシス(15)、ノディオン王子アレス(2)、ノディオン王妃グラーニェ(20)
ノディオン近衛イーヴ(24)、エヴァ(23)、アルヴァ(23)、傭兵ベオウルフ(28)、デルムッド(0)
吟遊詩人レヴィン(19)、天馬騎士フュリー(17)、踊り子シルヴィア(17)

  • グラン歴757年-6月
    シグルド、剣闘士ホリンと闘技場で出会う。ホリン、アイラと出会う。
    アグストリア諸国連合盟主イムカ死去。シャガール王位に就く。
    シレジアの天馬騎士フュリー、一部の部隊を伴い王子捜索の任務に発つ。
    シグルドとディアドラ結婚。レンスター王子夫妻及びフィン、ヴェルダン王ジャムカ、シグルドの結婚式に出席するためにエバンス来訪。
    -7月
    ジャムカとエーディン婚約
    アグストリア諸公、グランベルに対し挙兵を決定。エルトシャン他反対派投獄。
    ハイライン軍、ノディオン侵攻。ノディオン公女ラケシスの援軍要請を受け事後承諾の形で正式の軍としてシグルド出陣。来訪中のジャムカ王、エバンスの留守番を申し出る
    エリオット王子率いるハイライン軍を撃退し、ノディオン解放。ハイライン王の身柄を拘束し制圧。
    シグルド、ラケシスのグランベル軍への同行を護衛付きで許可。護衛にはフィンが任命される。
    -8月
    シレジアの天馬騎士団、アグスティ来訪。
    高台の開拓村、盗賊団に襲われる。救援要請を受け開拓村へ向かうがアンフォニー軍の妨害にあう。
    開拓村救援のため、ホリン、アイラ率いる歩兵部隊を極秘に向かわせる
    アンフォニー軍傭兵ベオウルフ、シグルド軍に投降。 ベオウルフの手引きによりアンフォニー城制圧。
    レヴィン・シルヴィア開拓村の盗賊団を撃退。ホリンの案内でシグルド軍に合流、レヴィンは軍に同行。シルヴィアもそのままついてくることに。
    天馬騎士団エバンス来訪。レヴィンがシレジア王子である事が判明する。フュリーはレヴィンの目付役としてそのまま同行。
    マッキリー軍・アグスティ近衛兵との戦闘。シャガール降伏。エルトシャン解放。
    傭兵ベオウルフ、エルトシャンの願いによりラケシス配下として雇われる。その際、乳飲み子が居ることを知ったラケシスがノディオンで面倒を見ると言い出し、その子デルムッドは預けられていた修道院からノディオン城へ
    イザークとの戦いがグランベルの勝利で終結

獅子王エルトシャン

[登場人物]
フリージ公女ティルテュ(17)、エッダ教神父クロード(26)、トラキア王トラバント(28)
トリスタン(1)、海賊頭ブリギッド(21)、天馬騎士マーニャ(21)

  • グラン歴757年-9月
    アグストリアの南半分、ノディオンをのぞき期限を一年としてグランベルの統治下置かれることに。
    シャガール王の挙兵は統治を認めることで不問に。
    シグルドはアグストリア駐留軍総指揮官に任命され、アグスティ城主として赴任。
    シャガール、宮廷をマディノに移す。エルトシャン、クロスナイツを率いてシルベールに駐留。
    ノディオンはラケシスが代理城主として赴任。
    シグルドは元々ヴェルダン領でもあることからジャムカにエバンス城の管理を依頼。ミデェールらユングヴィの騎士達が主に駐屯。
    キュアンらレンスターに帰国。
  • グラン暦758-4月
    シグルド・ディアドラの長男、セリス誕生
    -6月
    クロード神父、アルヴィス卿の依頼でブラギの塔へ。バーハラ城下でティルテュと出会い、なかば強引に護衛を申し出たティルテュをつれていく羽目になる
    ジャムカ・エーディンの長男、レスター誕生
    キュアン・エスリン及びフィン、バーハラ来訪ついでにセリスの誕生祝いもかねてシグルドの元へ寄る
    シャガール、マディノにて挙兵。トラキアに傭兵の依頼を送る
    エルトシャン、王妃とアレスを一時的に王妃の実家であるレンスターへ疎開させる
    シグルドに出撃命令が下る。
    クルト王子遠征先で暗殺される。
    -7月
    マディノ陥落。シャガール、シルベールに撤退。エルトシャンに出陣をせまるがエルトシャンはグランベルとの和平交渉の説得を続ける
    クロード神父・ティルテュ、マディノへ立寄る
    偽の使者が来訪し、シグルドの帰城を告げる。一人で応対したディアドラ、場外へおびき出されマンフロイの術により記憶を奪われ、そのまま連れ去られる
    エルトシャン出陣を決意。クロスナイツはシルベールへの街道をふさぐように布陣する
    ラケシス、兄の説得に向かう。ラケシスの説得を受け、エルトシャンはシルベールに引き上げる
    帰城したエルトシャンは再度和平をシャガールに説くが、激高したシャガールにより反逆罪で処刑される
    シャガール王、命令に従わないクロスナイツを強制的に解散させ、隊長クラス十数人を家族縁者もろとも処刑。残りの騎士を家族を人質に取り強制的に麾下に加える
    トラキア軍襲来。一戦交えるものの、レンスター勢により先行部隊が全滅したこととシルベール軍の志気の低さにトラバント王は契約を破棄して帰国
    クロード神父、ブラギの塔での祈りで真実を知る。その事実の重さと旅の疲れから体調を崩し、ブラギの塔参拝の玄関口になっている町にしばらく滞在することに
    シルベール制圧。シャガールを討ち取り、アグストリア連合王国はグランベルの管理下に置かれ、事実上消滅
    シグルド、アグスティへ帰還。ディアドラの失踪を知る
    オーガヒルの海賊の頭目ブリギッドその座を追われる
    クルト王子暗殺罪でユングヴィ当主リング卿、シアルフィ当主バイロン卿共に反逆者として追われることに。討伐隊の指揮官はリング卿の長男アンドレイ公子
    ディアドラ、マンフロイにつれられヴェルトマー城下へ。ディアドラが記憶を失っているという話を聞いたアルヴィス卿は養生もかねてのヴェルトマー城滞在を許可する
    フリージ公女エスニャ、姉ティルテュの後を追いシレジア経由でアグストリアへ向かう
    -8月
    政治機構を失ったためアグストリアは混乱。オーガヒルの海賊、マディノ周辺での活動活発化。シグルド討伐に向かう
    エスリン、キュアンにレンスター王より預かっていたゲイボルグを渡す
    ラケシス、フィンに愛を打ち明けフィンもこれに応え二人は婚約するが公にせず
    海賊掃討。前頭目ブリギッドの話を聞いたエーディンは行方不明の姉ではないかとその行方を追う
    クロード神父・ティルテュとオーガヒル島で再会。一連の動乱の真実が明らかにされる
    リング卿及び麾下のバイゲリッター壊滅。残兵は当主の座に着いたアンドレイ卿の軍に吸収される。バイロン卿及びグリューンリッターはかろうじて逃れる
    エスニャ、体調を崩したためアグストリアへ入らずシレジア・セイレーンにて療養。スヴェンソン家に世話になる
    -9月
    ブラギの塔の近隣にてブリギッドと邂逅。姉妹の再会。ブリギットは軍へ同行する事に
    グリューンリッター壊滅、バイロン卿行方不明になる
    王子暗殺の反逆罪でシグルドらに対し討伐隊が差し向けられる
    討伐対によるノディオン制圧。駐留していたクロスナイツの生き残り壊滅。トリスタン、母親に連れられ脱出、マディノへ向かう
    ノディオン陥落を知ったオイフェはアグスティを脱出する事を決意、シグルドのいるマディノへ向かう
    アグスティ制圧
    シグルド軍はマディノに集結。その後マディノの橋を落とし、オーガヒルへ逃れる
    アルヴィス卿、ヴェルトマーに一時帰国。その際にディアドラはアルヴィス卿に引き合わされる
    シレジアの天馬騎マーニャ、王妃ラーナの使者として到来。天馬騎士の護衛の元、海を越えシグルドら、シレジアに亡命
    マディノ周辺の混乱が治まりきっていない所為もあり、グランベル軍はマディノ以降のシグルド軍の足取りを見失う
    レンスター王子キュアンらはシレジアに行かずそのまま帰国。アグストリアを通過しての帰国だったがこの時点でのレンスターとの関係悪化を恐れ、グランベル軍は手を出さず
    ラケシスは身の安全の確保のためシグルドとともにシレジアへゆくことに
    シグルド軍の行方をつかめないまま、討伐隊によってアグストリアは完全にグランベルに併合
    ヴェルダンもまた、王ジャムカの反逆加担と不在により制圧される