Royal Family::バレンヌ王家

バレンヌ王国、その王国を元にして出来た帝国の一地方であるバレンヌ領の王族
ジェラール帝の後、それまでのバレンヌ王家は皇帝継承権を失う。しかし継承法皇帝の存在意義が対七英雄であり、外征であるのに対し、帝国内バレンヌ領の王という位置づけで共に存在してきた。
政治・軍事に才能のあるもの以外は大半が静かに暮らしている。

レオン帝・ジェラール帝時代
  • ジェラール・ロラン=バレンヌ
    20歳(帝位継承時) ライトブラウンの髪にエメラルドの瞳
    バレンヌ国王レオンの次男。継承法によって選定された最初の皇帝。
    温厚で武功よりは学問で国の役に立ちたいと考えていた王子。兄ヴィクトールが存命であれば背負うはずが無かったものを一度に突然背負うことになったが、愚痴らしきものも言わず務めた。
    バレンヌ王族の血族では無く、継承法によって選定された王がバレンヌ王となり、皇帝として七英雄との戦いを続けるという事を決めた。
    王位継承権もちがさほど多くなかったからこそ選べた道ではあるが、その在位の大半を継承法がらみの制度制定などに費やしている。
ナルスレード帝時代
    ナルスレード・リオーネ=バレンヌ

  • 17歳 プラチナブロンドの髪に濃いめのサファイアブルーの瞳
    バレンヌ王家の血を引く最終皇帝。皇帝就任は15歳の時。術法派
    アバロンの宮廷で生まれ、皇帝を間近で見て育っているためか「皇帝」という仕事がどういうものかを良く理解している。
    幼い頃から自分の立場やおかれている環境を自覚し、帝国の歴史をよく知っていたためか、仕事としての意見や提案などの意見ははっきり言う一方で、自分に起きる出来事に関しては色々と押さえ抱え込む傾向がある。

    最も完璧にギャラクシィをコントロールする術者であるとはキグナスの弁。
    ほぼ全部の属性魔法を偏り無く扱うことが出来、苦手が無いため、継承法による「蓄積」がもたらした最高の術者であるとも。

    兄であるナーシアスとは双子。兄妹仲は良く、ケンカらしいケンカもした覚えが無いほど。
    内政を担当している兄の支えがあってこそ自分は皇帝をやれていると思っている。

    役目を終えた後はカンバーランドで過ごしたと言うことしか判明していない。かろうじてカンバーランドの歴史書にゲオルグの妻としてその痕跡を残すのみで、歴代皇帝の中でも最も謎多き皇帝として語り継がれる。
    「皇帝」を退位した後、記録係でもあった当時の軍師(ハクゲン)がナルスレードの意を汲み公的な文書の中には一切残さなかったためでもある。

  • ナーシアス・ツェンター=バレンヌ
    17歳 アンティークブロンドの髪に空色の瞳。
    バレンヌ王家の皇位継承者でナルスレードの双子の兄。
    ゆるい格好が嫌いで、騎士団の制服に似たかっちりしたものを好んで着る傾向あり。
    妹が「皇帝」の座に着いたと同時にバレンヌ王家の皇位を継ぎ、遠征時の統治代理と政務一般をこなし妹の負担を減らすことをすべてに優先して考えている。 本人はどちらかというと槍術に長けた武闘派。
    ゲオルグ・マチルダの双子とは幼なじみといってもよい間柄で、姉弟がバレンヌからカンバーランドへ帰国した阿斗も相互に交流は続いている。マチルダが好きだが、どうもその思いは報われている様子はない。